富裕層の人の付き合い方
富裕層は資産を守りつつ、さらに増やすために、人とどのように付き合うのかを重視しています。今回は富裕層の人の付き合い方についてご紹介します。
初対面の人は信用しない
富裕層は初対面の人を信用しません。それは、自分の資産を守るためです。
富裕層になると、望まなくても自分に関する情報が多くの人に届きます。会社が有名になれば、社長も有名になり、会社の登記簿謄本から社長の住所を調べることも可能です。
富裕層は、常に多くの営業を受けており、中には高い手数料を取ってやろう、お金をだまし取ろうという人間も存在します。
そのため、富裕層から厚い信頼を得るには、長い時間をかけて真摯に関係を築かなければならないのです。
各分野で相談できる専門家に任せている
富裕層は初対面の相手には慎重になる一方、各分野で相談できる専門家を求めています。
たとえば、資産管理をファイナンシャルプランナーや税理士といった専門家に任せています。最終的な決断は自分で下しますが、アドバイスを専門家に求めて活用しているのです。
富裕層は数字に強く、論理的思考に優れた人が多いので、複雑な資産運用の提案でも短時間で内容を理解できたりします。それなりに時間をかければ専門家もいらないほど知識を身につけられるでしょう。
しかし、富裕層は自分の時間価値を理解しているので、その分野について初歩から学んで実践するよりも、信頼できる専門家に任せたほうが、効率がいいと判断しています。
人に任せることで、時間的余裕ができ、自分の得意な領域に集中できるメリットもあります。富裕層から信頼を得られれば、比較的自由にやらせてもらえるのも、富裕層の特徴といえるでしょう。
富裕層のコミュニティで交流する
富裕層は富裕層同士で集まり、行動するケースが多く見られます。理由としては、価値観や金銭感覚が似ていて居心地がいいというのがあるかもしれませんが、富裕層ならではの悩みを相談したり、新しい情報や刺激を得られたりすることが大きいようです。
世の中には多くの富裕層コミュニティが存在します。高級会員制クラブの老舗であるアークヒルズクラブや、六本木ヒルズクラブなどがその典型です。
地域レベルだと経営者が集まる法人会やロータリークラブも多く見られます。高級車に乗るもの同士で集まる「ポルシェクラブ」といった組織も存在します。
富裕層はこのようなコミュニティに所属することで、ネットワークを広げ、新たなビジネスや投資につなげているのです。